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この場所の物語
畑の向こうにオホーツク海が見える、というのが小清水町のふだんの景色なんですよね。じゃがいもやビートの畝が続く丘陵地帯を抜けると、釧網本線の線路が海岸線にぴたりと寄り添って走っていて、その近さがちょっとおかしいくらいで、いいんです。
小清水原生花園のそばに原生花園駅があって、季節の間だけ列車が止まるんです。毎日の散歩コースにするには少し大げさで、旅の一日にするにはもったいなくて、そういう場所ってなかなかないんですよ。こしみずリリーパークのユリ畑も、観光地というよりは農村の余白みたいな顔をしていて、それがかえってゆっくりできる理由になっている気がします。
オホーツク小清水流氷バルーンフェスティバルという行事があって、海と空と氷の色が重なる季節に、気球が浮かぶんです。濤沸湖と小清水海岸の水辺を歩いていると、ここが農村であり海辺でもあり、どちらの顔も同じくらい本気だとわかります。自炊の材料に困らない土地で、じゃがいもを買いながらすこし長く滞在してみると、この場所の輪郭がはっきりしてくるんだなあ。
北海道小清水町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 阿寒
- 網走
- 原生花園
- 止別
- 浜小清水
自然公園
駅