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この場所の物語
渡良瀬川の水音が、気づいたらそこにある、という感じの土地なんですよね。みどり市は、旧石器時代の岩宿遺跡から大間々祇園まつりの賑わいまで、気の遠くなるほど長い時間の地層が、ふだんの暮らしの下にそのまま残っていて、それがちっとも気取っていないのがいいんです。
大正10年建造の銀行建物を使ったみどり市大間々博物館(コノドント館)も、1937年建造のながめ余興場も、古いものが展示品ではなく、今も場として息をしている。長く滞在するほど、そういう「使われ続けている古さ」の手触りが、じわじわと体に馴染んでくるんです。浅原体験村で蕎麦打ちをしたり、わたらせ渓谷鐵道に乗って足尾山地の稜線を眺めたりする時間は、何かをしようとしているのか、ただそこにいるのか、よくわからなくなってくる。それがたのしいんです。
富弘美術館は、星野富弘の詩画作品を収めた場所で、建物自体が日本建築学会賞を受けているのだけれど、どちらかというと「来た」という達成感より、「しばらくいた」という余韻が残る場所です。日本の旧石器文化の発見地を抱えながら、花パンやトマトをつくる農業の土地でもある、その両方がさらりと並んでいるのが、みどり市のふしぎでいいなあと思うところで、どんな目的でここに来た人も、少し長く滞在するうちに、自分なりの時間の使い方を見つけてしまうんじゃないかなあ、と思います。
群馬県みどり市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 岩宿遺跡
- 西鹿田中島遺跡
- 赤城
- 赤城
- 岩宿
- 阿左美
- 大間々
- 神戸
- 花輪
- 上神梅
- 沢入
- 小中
- 中野
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