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この場所の物語
双葉駅のホームに降り立つと、空がひろくて、すこし、しんとしているんですよね。1898年に開業したこの駅が、2020年に静かに営業を再開したことを、駅舎のたたずまいがどこかで語っているような気がします。
清戸迫横穴の彩色壁画は7世紀のもので、古代の交易路がこの浜通りを通っていたことを、土の奥からそっと教えてくれます。前田の大スギは樹齢1300年を超えていて、前田稲荷神社の境内でただ、そこにいるんです。双葉ダルマ市や標葉せんだん太鼓といった祭事の記憶も、町のどこかにちゃんと残っている。
東日本大震災・原子力災害伝承館は、2020年にひらかれた場所で、ふだんの暮らしがある日とつぜん断ち切られるとはどういうことか、を丁寧に問い続けています。相馬漬けや梅のワイン漬けといった特産品が少しずつ戻ってきていることも、なんだかうれしいことだなあと思います。太平洋に面した海岸平野を、国道6号と常磐線が南北に縦貫していて、ここはずっと、通り道であり、暮らしの場でもあったんですよね。
福島県双葉町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 清戸迫横穴
- 双葉
文化財
駅