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この場所の物語
遠賀川が町のまんなかを静かに流れていて、その両岸にふだんの暮らしがひろがっている、そういう町なんですよね。筑豊炭田のにぎわいが去ったあと、工業団地という新しい仕事の場をつくって、いまもすこしずつ変わりつづけている、そういう過渡期の空気がここにはあるんです。
小竹駅の駅舎のなかにコミュニティホールが入っているのが、この町らしいなあと思うんです。駅が単なる乗り降りの場所じゃなくて、人が集まって話せる場所になっている。JR筑豊線と平成筑豊鉄道のふたつの路線が通っているから、鉄道でうごきながら暮らしたい人にとっては、ちょっとたのしい選択肢になりそうです。
兵士・庶民の戦争資料館には、千人針や軍装など、ふだん目にしない約三千点のものが集まっていて、個人が守ってきた記憶の重さみたいなものを感じます。南良津獅子舞という地域の祭りも、ちゃんと続いている。炭坑の閉山からもう半世紀以上たっているのに、この土地はいろんな記憶をすこしずつ手放さずにいるんですよね。そのぐあいが、訪れる人にとっても、住む人にとっても、ふしぎと落ち着く理由になっている気がします。
福岡県小竹町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 小竹
- あかぢ
- 勝野
駅