揚げ物
大阪府 大阪市
串カツ
さちとあじ · FOOD & DRINK
薄い衣の串を揚げ、共用のソースに一度だけ浸ける。通天閣の足元に店が集まる。
この場所の物語
数えているのは、たいてい自分ではありません。薄い衣をつけて、串に刺したまま油で揚げていきます。具は、牛肉に玉ねぎ、蓮根、鶉の卵と、ひととおり並んでいます。揚がったそばから出てくるので、順に取って、共用のソースに浸けて食べるんですよ。
そのソースが、二度浸けてはいけないことになっています。同じ器を客が共有するからで、衛生のための決めごとです。理屈のほうは、とても分かりやすい。壁に貼ってある店が多いので、はじめての人でも1分で覚えます。もう一度浸けたければ、キャベツですくってかければいいそうです。
この食べものは、新世界で始まりました。1929年に開いた店が、もとのルナパークの跡地で、牛の串と芋を1銭ずつで売ったのが最初だと伝わります。仕事帰りに安く腹を満たすための食べものでした。いまも、1本ずつ立ったまま食べます。串の本数が、そのままその日の量になっていくんですよ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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