商いの場/通勤圏の勤め
栃木県 栃木市嘉右衛門町・倭町
栃木 嘉右衛門町と蔵の街
Tochigi Kauemoncho Storehouse Town
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
巴波川沿いに黒塗りの土蔵と見世蔵が続き、舟運で栄えた商家の意匠を見ながら歩ける。
この場所の物語
黒い蔵が巴波川の流れに沿ってひと続きに残っていて、栃木市の嘉右衛門町から倭町にかけて土蔵と見世蔵が並びます。舟運で栄えた商家の構えが続いていて、川の水で荷を運んでいた町なので、配置にはちゃんと理由があるんですよ。蔵の背中が川を向き、店の顔が通りを向くことになっています。
黒漆喰の壁はたいへん手間のかかる仕上げですが、それを1軒にとどまらず通り沿いにいくつも並べられました。当時の商いの太さが、壁の数のほうに出ているんですよね。2012年に重要伝統的建造物群保存地区へ選ばれた地区で、東武線で北千住まで70分ほど、都心へ通える圏の端にあたります。
市街には店がひととおり揃っていて、暮らしの用は足ります。運ぶ道が変われば街の向きもふつうは変わっていくものですが、いまは川で荷を運ぶ人がこの町には1人もいません。それでも蔵はまだ川のほうを向いたまま建っていて、使わなくなった向きが残っているのが、いちばん正直なところだと思います。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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