一次産業/通勤圏の勤め
鹿児島県 南さつま市 加世田麓
加世田麓
Kaseda Fumoto Mossed Walls
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
万之瀬川沿いの武家町。石橋と苔むした石垣、イヌマキの生垣が続き、屋敷の門が並ぶ。
この場所の物語
苔が石垣にびっしり付いていて、それがこの麓のいちばん目につく特徴です。加世田麓は万之瀬川に沿った武家町で、石橋と苔むした石垣、それにイヌマキの生垣が続いています。苔がよく育つのは雨が多くて温暖だからで、同じ薩摩の麓でも、土地の湿り具合によって石垣の見え方が違ってきます。イヌマキは潮風と乾燥に強く、刈り込んでも枝が密に出るので、南九州では生垣の木としてよく使われてきました。
2019年の12月に重要伝統的建造物群保存地区へ選ばれていて、屋敷の門がいくつも道に面して残っています。人口3万ほどの市の中心部で、鹿児島市までは車で1時間ほど、温暖な気候で農業が盛んな土地になります。雪の備えは、ほとんど要らない土地なんですよね。
同じ制度で作られた町であっても、見た目のほうまでは揃いません。出水も入来も加世田も外城という同じ仕組みから生まれた武家町ですが、石の種類と植える木と湿り具合が違うので、並べて歩くと別の町に見えます。制度のほうは同じでも、材料のほうは持ち出せなかったということなんですよ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
※上記リンク経由のご予約はAURAの運営を支えます(料金は変わりません)
まわりを読む