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この場所の物語
室津半島の西側に出ると、海がひらけていて、ちょっとだけ息が深くなるんですよね。平生湾のあたりは瀬戸内海国立公園の一部で、丘陵と水面がゆるやかに重なって、ふだんの散歩でもすこし遠くまで目が届く感じがする。
この平野は、慶安三年に毛利就頼が手がけた干拓からはじまっていて、常春寺には横道忠右衛門の墓と、当時の水門「南蛮樋」がいまも残っています。土地の形そのものが、人の手の記憶を帯びているんだなあ、と思う。農業も漁業も、その積み重ねの上で今もふつうに動いていて、それがまた、暮らしの地面をしっかりさせている。
柳井駅からは車で10分ほどで、イオンタウン平生に古本市場やマックスバリュがそろっているから、買い物の心配はあまりいらない。大星山や箕山の丘陵を背にして、海を前にして、ここに机を置いてみるのも、なんだかいいんですよね。
山口県平生町に泊まる
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- 瀬戸内海
自然公園