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この場所の物語
秋川の支流をたどって檜原街道を奥へ進むと、村の域のほとんどが林野で、集落はその隙間にそっと置かれているんですよね。縄文の頃から人が定住してきたこの谷は、いまも林業と製材の記憶を地面のどこかに持っていて、小林家住宅のような古い民家がその気配を静かに伝えています。
ワサビやコンニャク、おやきや草木染めといった、手をかけてつくるものが今もふつうに暮らしの中にある、というのがいいんですよ。都内にいながら、こんなに山深い場所で自炊の材料を探したり、木工品を手に取ったりできるのは、ちょっとめずらしいことだなあと思います。数馬の湯で湯につかって、秋川の音を聞きながら一日を終える、そういう日の積み重ねが、ここでの滞在の手触りになっていくんです。
秩父多摩甲斐国立公園の中に三頭山を抱え、払沢の滝が冬には凍るほど冷え込む土地は、東京という言葉と並べると、すこし不思議な感じがします。でも、それがここの素の顔なんですよね。
東京都檜原村に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 小林家住宅(東京都西多摩郡檜原村)
- 秩父多摩甲斐
- 三頭山
文化財
自然公園
山