image · pastoral × balanced (proxy)
東京都の他の市区町村
この場所の物語
地熱が地面から滲み出る場所で、人は塩をつくるんですよね。青ヶ島の「ひんぎゃ」と呼ばれる噴気地帯では、その熱を使って調理もできて、キャンプ場の調理釜も地熱でまかなわれている。火山の上で暮らすというのは、こういうことなんだなあ、と思います。
カルデラの中にまたカルデラがある、あの入れ子の地形は、尾山展望公園から見ると、ふだん目にしない縮尺で世界を眺めているような、すこし不思議な気持ちになります。夜は星空観察の施設もあって、八丈島からさらに南へ船で渡ってきた、という実感が、空の濃さで確かめられる。
十一屋酒店が島でただひとつの商店で、そこに青ヶ島酒造の「青酎」が並んでいる。芋か麦か、どちらかを選んで、居酒屋おじゃれ池之沢で島の食と合わせてみる。それだけのことが、ここではとても大事な一日の仕上げになるんです。天明の大噴火から人々が戻ってきた島で、こうして焼酎を飲んでいる、というのは、なんというか、しずかにうれしいことだなあと思います。
東京都青ヶ島村に泊まる