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この場所の物語
おがさわら丸が港を離れてから、次の陸地まで丸一日以上かかる、というのが、この島の距離感なんです。二見の漁港に船が入ってくるとき、ようやくここに来たんだなあ、という気持ちになるのは、きっとだれでも同じだと思う。
父島で小笠原コーヒーを飲みながら、乳房山や南島のことを地図で眺めていると、ふだん自分が暮らしている場所の輪郭が、すこし違って見えてくるんですよね。南島の沈水カルスト地形をガイドと歩いたり、境浦海岸で海の底に沈んだ濱江丸の残骸を見たりしていると、この土地が重ねてきた時間のぐあいが、静かに伝わってくる。
ウェザーステーション展望台から夕日を待つ時間も、小笠原ラム酒を手に取るときも、ここにしかないものと、ふつうにとなりあって過ごしている感じがいいんです。エコツーリズムで成り立っているこの島の暮らしは、来る人も住む人も、同じ海に向かって立っている、というかんじがする。
東京都小笠原村に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 南硫黄島
- 小笠原南島の沈水カルスト地形
- 榊ヶ峰
- 乳房山
- 中央山
- 摺鉢山
- 二見
文化財
山
漁港・港