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この場所の物語
八丈富士の裾野から、観葉植物が緑のまま育つのを見ていると、ここが東京の離島だということをすこし忘れてしまうんですよね。八丈島空港から羽田まで約50分という距離が、この島の不思議なぐあいを支えていて、外洋の孤島でありながら、ふだんの暮らしをそのまま持ち込める場所になっている。
洞輪沢や宇津木の漁港を歩くと、農業と漁業がひとつの島のなかで静かに動いていることがわかって、それがこの土地の体温のようなものを作っているんだなあ、と思う。八重根港には昭和天皇の乗艦が寄港したという歴史が残っていて、島の記憶はそういうかたちで地名や港にそっと刻まれている。
富士箱根伊豆国立公園の一部として、西山と三原山という二つの火山が島を形づくっているこの場所は、新鮮な果実や農産品を手に取りながら、自分のペースで一日を組み立てられる、そういう暮らしの余白がいいんですよね。東京という住所を持ちながら、海と火山と漁港に囲まれているというのは、なかなかほかでは体験できないことで、それだけでもう、来る理由になる気がします。
東京都八丈町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 富士箱根伊豆
- 西山
- 八丈島空港
- 宇津木
- 樫立
- 洞輪沢
- 鳥打
自然公園
山
空港
漁港・港