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ふくろい遠州の花火
花火師の、競演。 遠州・袋井の夏。全国の名だたる花火業者が集まり、自慢の花火を持ちよる。日本一の花火が見られる、と言われる大会。 約二万五千発。日本最大級の大玉花火。地上六百メ…
花火師の、競演。
遠州・袋井の夏。全国の名だたる花火業者が集まり、自慢の花火を持ちよる。日本一の花火が見られる、と言われる大会。
約二万五千発。日本最大級の大玉花火。地上六百メートルにひらく光が、遠州平野を照らす。
各社が技をきそうから、同じ花火が二つとない。次から次へ、ちがう色、ちがう形。
見る人は知っている。これは、日本の花火の見本市なのだと。
厄除だんごを買って帰る人の列が、法多山尊永寺の参道にふつうにある、そういう土地なんですよね。東海道五十三次のちょうどまんなか、「どまんなか」という言葉がそのまま地名になっているのが、袋井のおもしろいところで、通り過ぎる場所ではなく、ここに立ち止まる理由がちゃんとあったんだなあ、と思うんです。
山のほうに上がれば茶畑がつづいていて、香りの丘 茶ピアで茶の製造工程をじっくり見ていられる、そういうゆっくりした時間がある。平地では米が育ち、日照のよさがそのまま農のリズムになっている感じで、電機や機械の工場と、田んぼと茶畑が、ふだんの景色としてならんでいるんです。
2002年のワールドカップに合わせて開業した愛野駅が今もエコパスタジアムの最寄り駅として残っているように、大きな出来事を受け止めて、そのままふだんに戻っていく、そういうしなやかさがこの場所にはあるんですよね。油山寺の三重塔を見て、たまごふわふわを食べて、それで一日がちゃんと完結する、そういうぐあいがいいなあ、と思います。
静岡県袋井市に泊まる
この地に重なるもの
- 尊永寺仁王門
- 富士浅間宮本殿
- 油山寺三重塔
- 油山寺本堂内厨子
- 油山寺山門
- 袋井
- 愛野