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この場所の物語
沼津港の朝、アジの干物を干す作業台のそばを通ると、潮と風がいっしょになった匂いが鼻をくすぐるんです。駿河湾の深いところから揚がるタカアシガニやラブカを展示している沼津港深海水族館が港のすぐそばにあって、ふだんの買い物のついでに深海の生き物と目が合う、そういうぐあいの場所なんですよね。
東海道の宿場町として人と荷が行き交い、明治には皇室の別荘地になり、1854年にはロシアの人たちと一緒に船を造った――という重なりが、沼津という土地の下地になっています。千本松原の文学碑を読みながら歩いたり、白隠慧鶴ゆかりの松蔭寺に立ち寄ったりすると、その重なりがすこしずつ手に触れてくる感じがします。JR沼津駅から歩ける沼津仲見世商店街には、戦後の青空市場が育てたアーケードが今も続いていて、観光地の顔とふだん使いの顔が、ちょうどよく並んでいるんです。
内浦・静浦・西浦と続くリアス式の海岸線は、それぞれに漁港を持ち、サバやマダイの養殖が続いています。海と山と川が、こんなにそれぞれの個性を持ったまま一つの市に収まっているのは、愛鷹山麓から駿河湾まで、地形そのものが変化に富んでいるからで、長く滞在するほど、知らなかった顔がまた出てくる、そういう土地なんですよ。
静岡県沼津市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 休場遺跡
- 興国寺城跡
- 長浜城跡
- 高尾山古墳
- 旧沼津御用邸苑地
- 大瀬崎のビャクシン樹林
- 松城家住宅
- 松城家住宅
- 松城家住宅
- 松城家住宅
- 松城家住宅
- 松城家住宅
- 松城家住宅
- 帯笑園
- 富士箱根伊豆
- 沼津
- 片浜
- 原
- 大岡
- 沼津
- 内浦
- 静浦
- 西浦
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