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この場所の物語
二重の環濠が、弥生の昔にここで人が暮らしていた証拠として、いまも土の中から顔を出しているんですよね。吉野ヶ里遺跡の発掘は1986年のことで、そこに国営の歴史公園ができて、遺跡のうえをふだんの散歩コースのように歩ける、というのがこの町のすこし、おもしろいところなんです。
霊仙寺跡のあたりには栄西茶の発祥にまつわる場所が残っていて、道の駅 吉野ヶ里 さざんか千坊館では赤米やさしみ蒟蒻を手に取れる。長崎自動車道が通り、工業団地もあるのに、茶畑といちご畑が平野の端に続いていて、農業と製造業が静かに隣り合っているんです。
北のほうへ向かうと脊振山地の山がちな地形になって、千石山にはサザンカが自生していて、山祗神社には樹齢千年を超えるという杉の神木がある。古代遺跡と、山の木と、軽トラ市の賑わいが、おなじ一枚の地図のうえに重なっているのが、この町の手触りなんだなあ、と思います。
佐賀県吉野ヶ里町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 吉野ヶ里遺跡
- 千石山サザンカ自生北限地帯
- 吉野ヶ里公園
文化財
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