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この場所の物語
海野宿の石畳は、江戸時代から変わらず北国街道の上に敷かれていて、歩くたびに足の裏に時代の重なりが伝わってくるんです。春原家住宅のような歴史的な建造物が、観光地として整備されているのではなく、ふだんの景色としてそこにある、という感じが、この土地の気質をよく表しているなあと思います。
巨峰の産地であることも、くるみ雑煮がここの食卓に根づいていることも、派手に主張するわけじゃなくて、暮らしのなかにすっと収まっているんですよね。田中商店街を歩けば旧宿場町の通りの骨格がまだ生きているし、ゆぅふるtanakaの花崗岩風呂でひと息ついていると、自分がいまどこにいるのか、すこし不思議な気持ちになります。
しなの鉄道の田中駅を降りて、上信越高原の稜線を見上げると、盆地の底から空がずいぶん広く見えることに気づくんです。湯の丸スキー場の乾いた雪、梅野記念絵画館で出会う近代絵画、そして毎年4月29日に幕が開く祢津東町の農村歌舞伎と、ここには異なる時代の「楽しみ方」がいくつも重なっていて、長く滞在するほど、その奥行きがじわじわ見えてくるんです。
長野県東御市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 東御市海野宿
- 戌立石器時代住居跡
- 春原家住宅(長野県小県郡東部町)
- 上信越高原
- 田中
- 滋野
文化財
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