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この場所の物語
雪が、村の形そのものを決めてきた、という感じがするんですよね。特別豪雪地帯に指定されたこの山あいの村では、冬になると栂池高原スキー場のゲレンデに人が集まり、ゴンドラリフト「イヴ」が稜線へと人を運んでいく。それは観光のためというより、雪とともに生きることを、村がずっとやってきた、その延長線上にあるんです。
小谷杜氏が仕込む日本酒や、千国街道の宿場町として荷を運んだ歴史が、この土地のふだんの奥行きになっていて、道の駅小谷に立ち寄ると、そういう積み重なりがさりげなく並んでいる気がします。姫川が村の中央を流れ、大糸線の南小谷駅からは鉄路が続く。PCを持ち込んで数週間いれば、雪の重さとか、山の静けさとか、暮らしの単位がすこし変わってくるんだと思います。
雨飾山の登山基地でもある小谷温泉は、山田旅館一軒だけが湯を守っていて、そのひっそりとした佇まいが、なんともいいんですよね。栂池自然園の木道を歩いたあとに湯につかる、そういうひとつひとつの動作が、この村では妙に手に馴染む。来た人がそれぞれの文脈で受け取れるくらい、素の景色がちゃんとそこにある、という土地なんです。
長野県小谷村に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 中部山岳
- 上信越高原
- 小蓮華山
- 乗鞍岳
- 雨飾山
- 風吹岳
- 南小谷
- 南小谷
- 中土
- 北小谷
- 千国
- 白馬大池
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