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長野県の他の市区町村
この場所の物語
矢作川の水が、三河湾へと向かって流れていく。その源流域にあたるこの村は、長野県の最南西のはずれで、信州でありながら愛知との深い縁を持って静かに立っているんです。国道153号をたどれば豊田市へとつながり、行政の境よりも水の流れのほうが、土地の素性を正直に語っているような気がします。
月瀬の大スギは、幹回りが人の手ではとても抱えきれない太さで、1944年に国の天然記念物に指定されました。その木の前に立つと、村の時間のものさしが、ふだん自分が使っているものとまるで違うことに、ちょっと気づかされます。長くここに滞在する人は、その感覚を毎日の散歩のなかに織り込みながら、PCを開いたり、自炊をしたりするんでしょうね。
茶臼山高原には宿泊施設や遊歩道も整っていて、愛知県との県境をまたぐように広がっています。通称「カエル館」こと茶臼山高原両生類研究所には、ネバタゴガエルをはじめとする生体展示があって、子どもだけじゃなく、ひとりで訪れた大人もしばらく離れられなくなるんです。からすみという特産品も、この土地が三河との往来のなかで育んできた、ちょっとふしぎな個性のひとつ。信州と三河、どちらでもあってどちらでもない、その重なりのぐあいが、根羽村のいちばん素の表情だと思います。
長野県根羽村に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 月瀬の大スギ
- 天竜奥三河
文化財
自然公園