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この場所の物語
相木川に沿って、集落がほそぼそと続いているんですよね。面積のほとんどを山林が占めるこの村では、御座山の稜線が日々の視野のなかにあって、それがふつうの景色になっている。
栃原岩陰遺跡から出土した人骨のことを、北相木村考古博物館でしずかに見ていると、9500年前のひとがここで暮らしていたという事実が、じわりと体に届いてくるんです。縄文の早期から人が選んできた谷間だと思うと、この土地のぐあいが、すこしちがって見えてくる。
かなんばれという流し雛の行事や、栃原獅子舞が今も続いていて、村のふだんの暦のなかにちゃんと組み込まれているのが、いいなあと思います。1986年から続く山村留学事業があるから、よそから子どもがやってきて、この谷で一年を過ごすという経験をしている。小海駅から車で入ってくる道のりも含めて、ここへ来ることそのものが、すでにすこし特別な移動になっているんですよね。
長野県北相木村に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 栃原岩陰遺跡
- 御座山
文化財
山