1件の予定
大河原・一目千本桜
川沿い8キロ、桜が続く。 宮城・大河原町。白石川の堤に、約1200本の桜が植えられている。川と桜と、遠くに蔵王の山。 「一目千本」という名前の意味は、一目で千本見えること。それ…
川沿い8キロ、桜が続く。
宮城・大河原町。白石川の堤に、約1200本の桜が植えられている。川と桜と、遠くに蔵王の山。
「一目千本」という名前の意味は、一目で千本見えること。それは誇張ではない。川の両岸に桜が連なる光景は、確かに圧倒的だ。
仙台からJRで30分。でも知名度は、仙台の桜より低い。だから、比較的ゆっくり見られる。
桜は、一週間で散る。
その一週間のために、ここに来る。
夜桜もある。ライトアップされた白石川沿いの桜を、川面に映して見る。昼と夜で、全く別の景色になる。
宮城の春の川沿いに、来てほしい。
桜並木の下を、川の音と一緒に歩く体験。
阿武隈川が山地を割るように流れていて、その両岸のほとんどが木々で覆われているんですよね。渓谷沿いにあぶくま駅のホームから眼下を見ると、水の音がそのまま景色になっているような、ちょっとふしぎな気持ちになります。齋理屋敷の蔵が六棟も並んでいるのも、この土地に江戸から明治にかけての商いの厚みがあったことを、静かに教えてくれます。
へそ大根やシルク和紙といった、手のかかる産物が今もここで作られているのが、いいなあと思うんです。火渡り神事が毎年四月に光明院で続いていることも、暮らしの中に修験の記憶がそっと残っているみたいで、日常と非日常の境がゆるやかな土地だなと感じます。
令和元年の台風で町全域が浸水し、十月十二日を「鎮魂の日」と定めたことは、この町を語るときに避けて通れないことです。それでも阿武隈渓谷でいかだ下りが行われ、齋理幻夜の灯りがともる。水と折り合いながら続いてきた暮らしが、今もここにあるんです。
宮城県丸森町に泊まる
この地に重なるもの
- 丸森
- 北丸森
- あぶくま