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京都府の他の市区町村
この場所の物語
茶畑の畝が、山の斜面にきちんと並んでいる。童仙房や田山といった集落の名前を地図で追っていると、宇治茶の産地がこんなに山ふかいところにあるんだ、と、すこし驚くんですよね。木津川と名張川が夢絃峡で合流する、海抜二百から三百メートルほどの高原地形で、京都府の東の端、南の端、そのどちらでもある村なんです。
月ヶ瀬梅林のある丘に立つと、高山ダムによってできた月ヶ瀬湖が眼下にひろがって、梅の木と水面がいっしょに視界に入ってくる。春の景色というより、ふだんの村の地形として、湖と林がそこにあるぐあいが、なんだかいいんですよ。木津川水運で栄えた昔から、茶農業の村へと転換してきた歴史が、この地形のなかにそっと折りたたまれている気がします。
日本遺産に認定された「日本茶800年の歴史散歩」の舞台でもあって、茶畑を歩きながら、お茶をつくることと、山で暮らすことが、ここではずっと同じことだったんだなあ、と思う。過疎地域ではあるけれど、木津川やまなみ国際音楽祭のような催しが村に根づいていて、訪ねるたびに、この村のふだんの時間に、すこしだけ混ぜてもらえるような感覚があります。
京都府南山城村に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 月瀬梅林
- 大和青垣
- 月ヶ瀬口
- 大河原
文化財
自然公園
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