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この場所の物語
かつめしという料理が、この土地の気質をよく表している気がするんですよね。牛カツをご飯に乗せて、デミグラスソースをかけて食べる、あの素朴で力強い一皿が生まれたのが、寺家町商店街のあたりだというんだから、工業と農業と歴史が混ざり合ったこの街らしいなあ、と思うんです。
加古川駅から神戸まで三十分ほど、姫路まで十分ほどという立地は、ふだんの暮らしをずいぶん自由にしてくれます。大きな都市に出やすいのに、北部へ少し走れば播磨中部丘陵県立自然公園の緑があって、加古川の水をせき止めた平荘湖のそばに古墳群が静かに残っている。そういう土地で、自炊しながらPCを開いて、週に何度か神戸や姫路へ出る、という暮らしのリズムが、ここでは自然に成立するんです。
鶴林寺の太子堂や本堂は、飛鳥時代にさかのぼる古刹で、「西の法隆寺」とも呼ばれるほどの文化財が、ごく静かに街の中にある。尾上神社の樹齢三百年を超える相生の松が境内に立っていて、その木の前に立つと、参勤交代の宿場町だったころの時間がすこし、そこに滲んでいる気がします。遠くから来た人も、ここで暮らしている人も、それぞれの速度でこの土地を読めるのが、加古川のふしぎでいいなあと思うところです。
兵庫県加古川市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 鶴林寺太子堂
- 鶴林寺本堂
- 西条古墳群
- 鶴林寺常行堂
- 鶴林寺行者堂
- 鶴林寺鐘楼
- 鶴林寺護摩堂
- みとろ苑庭園
- 加古川温泉(加古川市)
- 加古川
- 東加古川
- 別府
- 浜の宮
- 尾上の松
- 神野
- 厄神
- 日岡
- 加古川
文化財
温泉
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