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この場所の物語
餅米の田んぼが、盆地をぐるりと縁取っている。天塩川と名寄川がちょうど合わさるあたりに市街地があって、冬になると雪がどっさりと積もる、そういう場所なんですよね。赤福餅や雪見だいふくの原材料になる餅米がここで育つ、というのはすこしうれしい話で、食べるたびにここの土のことを思い出せるんです。
サンピラーパークのカーリング場やピヤシリスキー場があって、冬のふだんの暮らしの中に、スポーツがごく自然に溶け込んでいるのがいいなあ、と思います。宗谷本線の名寄駅を起点に、道北の各所へ動けるので、多拠点で動く人にとっても、ここを軸にするのは悪くないというか、むしろ落ち着いて考えると、かなり使いやすい。
名寄市北国博物館には、SL排雪列車のキマロキ編成が屋外に保存されていて、雪国の鉄道の歴史をそのままの大きさで見られるんです。縄文のころからアイヌの人々が暮らしてきた土地で、名寄鈴石や名寄高師小僧といった文化財も残っている。きたすばる天文台では口径1.6mの望遠鏡でほんとうの夜空を見られる、というのも、この土地の厚みをあらわしているように思うんですよね。
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