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広島県の他の市区町村
この場所の物語
三段峡の遊歩道を歩いていると、足の下から岩の冷たさがじんわり伝わってきて、水音だけが耳をふさぐんですよね。渓谷の総延長は16kmもあって、黒淵や猿飛といった五大景観をたどるうちに、ふだん自分がどれほど音の多い場所にいたか、ちょっと気づいてしまう。
安芸太田町は、中国山地の山ふところに、林業とたたら製鉄の記憶をそっと持ち続けている町です。加計隅屋が1781年に造営した吉水園は、春と秋の土日だけ限られた人に開かれていて、その節度のある公開のしかたが、なんとなくこの土地の気質を表している気がします。大歳神社の樹齢1100年の大銀杏は、広島県天然記念物に指定されていて、秋になると黄色い落ち葉が境内を埋めるんだそうで、それを目当てにここまで来る人がいるのも、うなずけます。
拠点を持って長く滞在するとしたら、祇園坊柿や太田カブ菜、アマゴといった特産品が暮らしの食卓にのってくる日常が、すこし想像できます。恐羅漢山や深入山への登山道、深入山山焼きまつり、三段峡温泉の日帰り湯、そういうものがふだんの散歩圏にある生活は、遠くから眺めているよりずっと、地に足のついた手触りをしているんだなあ、と思います。
広島県安芸太田町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 三段峡
- 押ヶ垰断層帯
- 西中国山地
- 三段峡温泉
- 恐羅漢山
- 十方山
- 深入山
文化財
自然公園
温泉
山