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群馬県の他の市区町村
この場所の物語
神流川の水が、山のあいだをずっと流れてきたんだなあ、と思いながら、道の駅上野の銘木工芸館をのぞいていると、木の手触りと村の時間がすこし重なってくる感じがあるんですよね。群馬・埼玉・長野の三県が接するこの山間の村は、公共交通だと下仁田駅からタクシーで山道を分け入ることになるから、たどり着いたという実感が、ほかの場所よりもずっとはっきりしている。
上野スカイブリッジを渡って不二洞へ向かうルートは、訪れる人には一度きりの体験になるかもしれないけれど、しおじの湯を拠点にして上野楢原のシオジ林へ通う人には、その道がだんだんふだんの散歩になっていくんですよ。国の重要文化財に指定された旧黒澤家住宅は、村の大庄屋の暮らしをそのまま残していて、建物のなかに立つと、ここで何百年も人が決断を重ねてきたことが、柱の太さみたいなものから伝わってくる。
そして慰霊の園のことは、この村を語るときに避けて通れない。1985年8月12日の日航123便の墜落事故と、その後も毎年続く灯篭流しや慰霊登山は、村の暮らしとひとつになっている。亀甲石の展示がある上野村ふれあい館で村の成り立ちを知ってから、御巣鷹の尾根のことを思うと、この静かな山村がどれだけ深いところで記憶と向き合ってきたか、すこし伝わってくるんですよ。
群馬県上野村に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 上野村亀甲石産地
- 上野楢原のシオジ林
- 生犬穴
- 旧黒澤家住宅(群馬県多野郡上野村)
- 秩父多摩甲斐
- 妙義荒船佐久高原
文化財
自然公園