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この場所の物語
根尾谷断層の裂け目を地下でじかに見られる施設があって、足元の大地がどれほど動いてきたかを、目と体で知ることができるんです。そこから少し上流へ歩けば、樹齢1500年以上のエドヒガン、淡墨桜が立っていて、古層の土地にこんなものが根を張っているんだなあ、と、ふしぎでいいなあと思う。
根尾川は北の山地から南の平野へと貫いていて、その流れに沿って暮らしの層もすこしずつ変わっていくんですよね。上流の森に入れば森林セラピー基地として認定された静けさがあり、下流の扇状地では富有柿が育ち、川ではアユが泳いでいる。樽見鉄道の小さな駅を乗り継いでいくと、その変化がゆっくり体に入ってくる感じがします。
能郷の能・狂言や真桑人形浄瑠璃が今も続いていて、祭りや芸能が暮らしの中に残っているのは、この土地の地力みたいなものだと思うんです。さくら資料館には淡墨桜の保護の歴史が収められていて、大地の記憶と人の記憶が、同じ棚に並んでいるような土地なんですよね。PCを開いて仕事をする午後があって、夕方に根尾川沿いを散歩して、夜に本を読む、そういうふだんの時間が、ここではちゃんと成立する気がします。
岐阜県本巣市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 根尾谷の菊花石
- 根尾谷断層
- 根尾谷淡墨ザクラ
- 揖斐関ケ原養老
- 能郷白山
- 北方真桑
- モレラ岐阜
- 本巣
- 樽見
- 糸貫
- 木知原
- 神海
- 織部
- 水鳥
- 日当
- 鍋原
- 高尾
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