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下呂温泉・合掌村
温泉地に、茅葺き屋根の集落がある。 岐阜・下呂温泉。日本三大名泉のひとつ。その下呂に、飛騨の合掌造り民家が10棟移築されている。 合掌造りは、釘を使わない。急勾配の茅葺き屋根が…
温泉地に、茅葺き屋根の集落がある。
岐阜・下呂温泉。日本三大名泉のひとつ。その下呂に、飛騨の合掌造り民家が10棟移築されている。
合掌造りは、釘を使わない。急勾配の茅葺き屋根が、雪の重さに耐えるための建築だ。囲炉裏が今も焚かれている。煙が、梁を通って屋根へ抜けていく。
飛騨の集落から、ここまで運んできた。その手間の意味を、中に入ると理解できる。
白川郷は有名だ。観光客が多い。下呂の合掌村は、その陰にある。だから、静かだ。
温泉に来て、たまたま合掌村を見る旅行者が多い。でも合掌造りを目的に来て、温泉を楽しむ順番も、同じくらい正しい。
下呂の温泉に浸かって、合掌村の囲炉裏の前に座る。
時間の流れ方が、変わる。
湯の香りと木の香りが、ふだんの暮らしのなかにさりげなく混ざり合っている場所なんですよね。林羅山が日本三名泉と認めた下呂温泉の湯は、宿に泊まらずとも街に漂っていて、JR高山本線の下呂駅を降りた瞬間から、すこし空気が柔らかくなる感じがする。
金山宿の筋骨めぐりを歩くと、江戸時代の路地の曲がり方が、地図より先に体で分かるようになるんです。木造家屋の壁をすり抜けるように続く細道は、散歩でもなく観光でもなく、ただ「通り過ぎてみる」ことが正しい、という気がしてくる。
一位一刀彫の木片を手に取ると、山林が市域の大半を占めるこの土地の奥行きが、手のひらに伝わってくるようで、いいなあと思う。龍の瞳という名の米も、鶏ちゃんも、土地の産業と暮らしが素直に食卓に出てくる、そういう地産の連鎖がここにはある。飛騨川沿いに国道を走れば、濁河温泉まで山が深くなるばかりで、この土地がいかに「奥へ奥へ」と続いているかを、景色が静かに教えてくれるんです。
岐阜県下呂市に泊まる
この地に重なるもの
- 下呂市下呂ふるさと歴史記念館
- 久津八幡神社の夫婦スギ
- 禅昌寺の大スギ
- 竹原のシダレグリ自生地
- 久津八幡宮本殿
- 久津八幡宮拝殿
- 旧大戸家住宅(旧所在 岐阜県大野郡白川村)
- 飛騨木曽川
- 下呂温泉
- 下呂げろ温泉
- 下島温泉
- 南飛騨馬瀬川温泉
- 濁河温泉
- 下呂
- 飛騨萩原
- 飛騨金山
- 飛騨小坂
- 上呂
- 飛騨宮田
- 焼石
- 禅昌寺