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この場所の物語
木曽川の右岸に沿って、帯のように細長く続く低湿地の町。水とともに生きることを選んだ人たちが、何百年もかけて積み上げてきた暮らしの厚みが、笠松陣屋跡のあたりをぶらぶら歩いていると、じわりと伝わってくるんです。
江戸の時代には幕府の直轄地として、明治には県庁が置かれた場所として、この小さな町が岐阜という地域の「核」だったことを、笠松町歴史未来館でそっと教えてもらえます。国登録有形文化財の岐工記念館も、ふだんの町なかにさりげなく立っていて、歴史が観光用にまとめられていない、生活の延長線上にあるのがいいんですよね。
笠松みなと公園に出て木曽川を眺めると、対岸はもう愛知県で、この川がずっと境界でも通路でもあり続けたことを、水面がひっそり教えてくれます。春まつりで奉納される笠松の奴行列や、河野円城寺に伝わる芭蕉踊は、水害と闘いながらも祭りをやめなかった人たちの、ちょっとした意地みたいなものかもしれません。ブルーリバーカフェのホーシューバーガーを片手に、川沿いをのんびり歩く午後は、この町のふだんの顔に、するりと混ざれる時間です。
岐阜県笠松町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 笠松
- 西笠松
- 笠松
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