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この場所の物語
飛露喜という酒の名前を、はじめて聞いたとき、なんだかうれしくなりませんでしたか。廣木酒造本店の蔵から生まれるその酒は、会津坂下の米と水でできていて、この町のふだんの暮らしが、ちゃんとびんの中に入っているんですよね。
阿賀川と只見川が流れ、江戸の昔から沼田街道の起点として荷が行き交ったこの場所は、いまも農と酒造を軸に、すこし静かに動いています。JR只見線の会津坂下駅から歩ける範囲に、旧五十嵐家住宅のような江戸期の建築が残っていて、ふだん使いの道のそばに歴史がある、というぐあいがいいんです。
恵隆寺の立木観音堂は、鎌倉時代に建てられたお堂で、木そのものを彫って仕上げた観音像が、今もそこに立っています。会津木綿の織り目のように、この町には重なった時間がそのまま残っていて、長く滞在するほど、その重なりがすこしずつ見えてくる気がします。初市大俵引きのような祭事も、暮らしの延長線上にあって、よそから来た人も、見ているうちに引き込まれていくんですよ。
福島県会津坂下町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 亀ヶ森・鎮守森古墳
- 陣が峯城跡
- 恵隆寺観音堂
- 旧五十嵐家住宅(福島県河沼郡会津坂下町)
- 会津坂下
- 会津坂本
- 塔寺
- 若宮
文化財
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