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この場所の物語
東郷駅のホームに降りると、潮のにおいと、宗像大社へ向かう参拝者のすこし静かな足音が、いっしょに迎えてくれるんです。
玄界灘に面したこの場所は、福岡市と北九州市のあいだにあって、JR鹿児島本線で両方の街へ通えるふだんの暮らしやすさを持ちながら、沖ノ島という、女人禁制の霊地が今も玄界灘の沖に浮かんでいる、という二重の時間を生きています。海の道むなかた館でVR体験をしてみると、立ち入ることのできない島の姿が、すこしだけ手元に近づいてくる感じがして、いいんですよね。
みあれ祭の季節、神湊の漁港から宗像大社の神輿を乗せた船が出るようすは、古代の海人族がこの海を行き来していた記憶と、ちゃんとつながっているように見えます。玄海とらふぐや釣りアジ玄ちゃん、アワビやウニといった海の幸が、鐘崎や大島の漁港から今日も水揚げされていて、それが日々の食卓にのぼるというのは、ここに根を張って暮らす理由のひとつになるんだろうなあ、と思います。
鎮国寺の境内をゆっくり歩いたり、玄海さつき温泉で湯に入ったりしながら、PC仕事の合間にすこし遠くの海を眺める、そういうリズムで一週間を過ごせる場所です。世界遺産の島を目に見える距離に置きながら、ふつうの月曜日を送れるというのが、宗像という土地の、ちょっとふしぎでいいなあと思うところです。
福岡県宗像市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群
- 宗像神社境内
- 桜京古墳
- 田熊石畑遺跡
- 沖の島原始林
- 宗像神社辺津宮拝殿
- 宗像神社辺津宮本殿
- 玄海
- 赤間
- 東郷
- 教育大前
- 大島
- 神湊
- 地島
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