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この場所の物語
矢部川のほとりに、羽犬伝説という、ちょっと不思議な話が残っています。豊臣秀吉の時代から続くその伝説の由来地、宗岳寺の境内に「羽犬塚」があって、ふだんの散歩コースにそういう場所がさらりと溶け込んでいるのが、筑後市という町のぐあいなんですよね。
羽犬塚駅には八女茶の店舗があって、駅でお茶を買うという日常が成り立っているんです。九州新幹線の筑後船小屋駅から福岡市まで出るのも、ふだんの暮らしの延長線上にあって、筑後平野の平らな土地に根を張りながら、遠くへの動線もちゃんと確保されている。長く住むとしたら、そのバランスがうれしいと思います。
水田天満宮には末社として恋木神社があって、1226年から続く社の境内に、すこし違う空気が混じっているのがおもしろいんです。船小屋ゲンジボタル発生地も近くにあって、矢部川沿いのその風景は、日本の農村の夜を初めて見る人にとっては、ずいぶん印象に残るんじゃないかなあ。歴史の地層と、いまの暮らしと、蛍の光が、ごく自然に並んでいる場所です。
福岡県筑後市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 船小屋ゲンジボタル発生地
- 筑後船小屋
- 羽犬塚
- 筑後船小屋
- 西牟田
文化財
駅