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この場所の物語
若狭ふぐの養殖いけすが、日向湖の水面に静かに浮かんでいる。三方五湖のひとつであるこの湖は、海とつながっていて、淡水とも海水とも言い切れないふしぎな水をたたえているんですよね。そういう「あいだ」にある場所が、美浜町にはいくつもある気がします。
リアス式海岸の入り組んだ地形は、日向、早瀬、坂尻といった漁港をそれぞれの湾に抱えていて、どの港も、すこし違う顔をしているんです。蘇洞門の岩壁や音海断崖まで足を伸ばすと、波が長い時間をかけて削ってきた地形の、ものすごい手触りに出会えます。古代の港湾として栄えた記憶が、地面の下にある鳥浜貝塚にも残っていて、ここに人が暮らし続けてきた理由が、なんとなくわかるような気がしてくる。
京都府に近い地理的な位置にありながら、日々のペースはずっとゆったりしていて、サバや若狭ふぐを扱う水産の仕事が、ふだんの暮らしのそばにちゃんとある。長く滞在するほど、この土地の「あいだ」感が、じわじわと心地よくなってくるんだと思います。
福井県美浜町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 興道寺廃寺跡
- 若狭湾
- 琵琶湖
- 美浜
- 東美浜
- 日向
- 早瀬
- 坂尻
- 菅浜
文化財
自然公園
駅
漁港・港