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この場所の物語
新川沿いの遊歩道を自転車で走ると、台地の端っこがどこにあるのか、すこし気になってくるんですよね。下総台地の上に計画的に積み上げられた暮らしと、印旛沼の低地へ向かう水辺の気配が、この街にはごく自然に並んでいて、それがふだんの散歩をちょっとだけ豊かにしてくれる感じがあります。
八千代梨や八千代牛乳みたいに、住宅街のすぐそばで農業が続いていることも、ここの暮らしのおもしろいところで、スーパーで買うものの産地がわりと近くにある、という安心感がじわっとあるんです。イオンモール八千代緑が丘は東葉高速鉄道の駅と直結しているので、雨の日でも買い物をさっと済ませられて、それが「ここに住む」という日常の手ごたえになっているんだなあ。
八千代市立郷土博物館に行くと、新川流域の自然と人の関わりが丁寧に展示されていて、印旛沼の怪獣模型なんていうものも出てきたりして、ちょっとたのしい驚きがあります。高津比咩神社の農耕儀礼「高津のハツカビシャ」や、長妙寺の成田街道ゆかりの歴史など、団地の街並みの下にいくつもの時間の層が重なっているのが、この土地の手触りをふしぎでいいなあと思わせるところです。
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