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この場所の物語
道の駅季楽里あさひの棚に、タカミメロンと味彩トマトとマッシュルームが並んでいるのを見ると、この土地の農業のふところの深さをじかに感じるんですよね。南の九十九里浜では飯岡の漁港がイワシを水揚げして、北の干潟八万石では稲穂や落花生が育つ、そういう海と畑の両方が一枚の地図に収まっているのが、旭市のふしぎでいいなあと思うところで。
大原幽学記念館のある史跡公園を歩くと、江戸時代から農村の暮らしを整えようとした人の痕跡が、ひっそりと地面に残っていて、なんだかすこし、ものを考えたくなる。千葉県立東部図書館も近くにあるから、PCを開いてしばらく滞在するのに、そういう場所が重なっているのはうれしいんです。
飯岡灯台が立つ刑部岬から海を眺めると、砂浜と水平線がただそこにあるだけなのに、ちょっとした時間がゆっくり自分のものになる感じがして、旭中央病院のような大きな医療の拠点が暮らしを支えているという安心感と合わさって、この土地に根を張ることを、だれかがふと考え始めてもおかしくないんですよね。
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