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房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス
廃校が、美術館に生まれ変わる。 千葉・市原市。東京から、そう遠くない。だが、ここには、深い里山が広がっている。 三年に一度、芸術祭がひらかれる。 舞台は、小湊鉄道の沿線。一両…
廃校が、美術館に生まれ変わる。
千葉・市原市。東京から、そう遠くない。だが、ここには、深い里山が広がっている。
三年に一度、芸術祭がひらかれる。
舞台は、小湊鉄道の沿線。一両か二両の、のどかなローカル線だ。菜の花の季節には、線路沿いが黄色に染まる。
作品の多くは、廃校に置かれる。子どもが減り、閉じた学校。その教室が、体育館が、現代アートの会場になる。
机が並んでいた場所に、作品がある。誰もいなくなった校舎に、また人が訪れる。
過疎は、寂しい。だが、芸術祭の期間だけは、賑わいが戻る。
ローカル線に揺られ、駅で降り、里山を歩く。作品を探す。その道中こそが、この芸術祭の本体だ。
東京の隣に、こんな風景がある。
千葉・市原を代表する芸術祭。
養老川の流れに沿って南へ下ると、丘陵がゆっくり深くなって、養老渓谷温泉のあたりに出る。そこからまた北へ目を向けると、東京湾沿いの臨海部には石油化学コンビナートが連なっていて、夜になるとその明かりがぼんやりと水面に映る。同じひとつの市のなかに、これだけちがう風景がある、というのがおもしろいんですよね。
市原歴史博物館や、養老川流域の地磁気逆転地層のことを調べていると、この土地が地球規模の時間軸で語られる場所だということに、すこし驚く。平将門の伝説に由来するという奈良の大仏(1804年建立)を見つけたりもして、ふだんの散歩道に、思わぬ奥行きが潜んでいる。
五井駅から小湊鉄道線に乗り換えて内陸へ向かえば、高滝湖のほとりに市原湖畔美術館がある。中房総国際芸術祭「いちはらアート×ミックス」の舞台にもなる場所で、釣りをする人のそばで、現代アートが静かに立っている、という光景がいいんだなあ。東京駅から特急さざなみで一時間もかからない、というのに、この距離感はちょっとぜいたくな気がする。
千葉県市原市に泊まる
この地に重なるもの
- 上総国分寺跡
- 上総国分尼寺跡
- 飯香岡八幡宮本殿
- 西願寺阿弥陀堂
- 鳳来寺観音堂
- 五井
- 五井
- 八幡宿
- 姉ヶ崎
- ちはら台
- 上総牛久
- 光風台
- 馬立
- 海士有木
- 上総山田
- 上総三又
- 養老渓谷
- 上総川間
- 上総村上
- 高滝
- 里見
- 月崎
- 上総鶴舞
- 上総久保
- 上総大久保
- 飯給