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この場所の物語
苗木の根を包む土の、あのしっとりした重さを想像してみてほしいんですよね。匝瑳は植木・苗木の産地として知られていて、台地のあちこちに緑が整然と並んでいる。ふれあいパーク八日市場に立ち寄ると、大浦ゴボウや初夢漬が棚に並んでいて、ここでは農業がふだんの暮らしの隣にそのままある、という実感があるんです。
飯高寺の講堂は、関東で最初に開かれた日蓮宗の学問所だったところで、境内に入ると木造の建物がどっしりと静かに立っている。須賀ハリストス正教会には山下りんが描いたイコン聖画が収められていて、農村の中にそういうものがある、というのがちょっとおもしろいんですよね。歴史の層が、観光地として整えられる前の素の状態で残っているというか、そのまま置いてあるような感じがするんです。
成田国際空港から車で三十分ほどで、南には九十九里浜の砂浜がひろがる。東京都心から七十〜八十キロ圏内というのは、週に何日かここで過ごしながら仕事をする、という暮らし方にも、ちょうどいいぐあいの距離感なんです。北部の谷津田が入り組んだ台地と、南の平野と海と、地形そのものが変わっていくのを、散歩しながら体で確かめられる。
千葉県匝瑳市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 飯高寺
- 飯高寺
- 飯高寺
- 飯高寺
- 八日市場
- 飯倉
- 栗山川
文化財
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