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この場所の物語
山が海まで落ちてくる、という地形が、この村の暮らしをぎゅっと決めているんですよね。恐山山地の斜面がそのまま津軽海峡にぶつかって、わずかな平地に下風呂や易国間の集落がへばりつくように並んでいる。そのせいか、ここでの一日は、海と山と湯が、ほんとうに近い。
下風呂温泉は室町のころから湯治場として使われてきた湯で、2020年に村営の「海峡の湯」として新しく生まれ直しています。スルメイカやウニを水揚げする漁港のすぐそばに湯があって、夏から秋にかけては、イカ釣り漁船の漁火が沖に浮かぶのを見ながら湯につかれる。そういうふだんの夜が、ここにはあるんです。
井上靖が『海峡』を書いた場所として知られる海峡いさりび公園には、対岸の北海道を一望できる展望台があって、海の向こうがすぐそこに感じられる。大間線の未完の線路跡を整備した海峡メモリアルロードを歩くと、つくりかけのまま止まった時間がそっと足もとに残っていて、すこしふしぎでいいなあ、と思う。遠くまで来たのに、なぜかここに長くいたくなる村なんです。
青森県風間浦村に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 下北半島
- 下風呂温泉
- 下風呂
- 易国間
- 桑畑
- 蛇浦
自然公園
温泉
漁港・港