image · coastal × balanced (proxy)
青森県の他の市区町村
この場所の物語
尻屋崎の風は、馬の毛並みをまとめてなでつけていくんですよね。寒立馬が岬の草地にぽつりぽつりと立っている、その静かなぐあいは、見ているこちらの呼吸もすこし変えてしまう。
猿ヶ森砂丘の砂の下には、ヒバの古い森が埋まっていて、そのことをぼんやり思いながら歩くと、ふだんの時間の感覚がちょっとずれていくんです。浜尻屋貝塚の干アワビの記憶も、砂丘の記憶も、この土地には重なりあって静かに積んである。
尻屋埼灯台は1876年に初めて灯をともした、東北でいちばん早い灯台で、白い塔が海峡と太平洋の分かれ目に立っています。役場の建物にはヒバの建材が使われていて、この土地でとれるものが、ふだんの暮らしのかたちにもちゃんと入り込んでいる。いのちをつなぐ素材が、建物の骨格になっているというのは、いいなあと思うんです。
白糠や尻労といった漁港が海岸沿いに並んでいて、風力発電の設備と原子力発電所が同じ地平に見えるこの村は、エネルギーというものをいちばん素直に問いかけてくる場所のひとつかもしれない。いものおづけばっとを食べながら、そんなことをぼんやり考えられる夜が、ここにはあります。
青森県東通村に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 浜尻屋貝塚
- 尻屋埼灯台
- 下北半島
- 桑畑山
- 白糠
- 小田野沢
- 尻労
- 尻屋
- 岩屋
- 石持
- 野牛
文化財
自然公園
山
漁港・港