1件の予定
能代・役七夕
24メートルの灯籠が、夜の街を動く。 秋田・能代。日本海に面した木材の港町。 8月6日と7日、「天空の不夜城」と呼ばれる巨大な灯籠が現れる。竹と和紙で作られた光の塔が、大通りを…
24メートルの灯籠が、夜の街を動く。
秋田・能代。日本海に面した木材の港町。
8月6日と7日、「天空の不夜城」と呼ばれる巨大な灯籠が現れる。竹と和紙で作られた光の塔が、大通りを練り歩く。動かすために、何十人もの腕が要る。
東北の夏祭りといえば、青森のねぶた。誰もがそちらを知っている。でも能代に来た人間は、引けを取らないと言う。
なぜ能代は知られていないのか。
来る人が少ないからだ。
でも、それは理由にならない。
24メートルの光の塔が、夜の街を動く。それを見るだけで、ここに来た価値がある。
旅行者のためではなく、この街のために作られてきた祭りだ。だからこそ、本物だ。
能代の8月。知る人ぞ知る、東北の夜。
秋田杉の木目が、旧料亭金勇の柱や梁のあちこちにのこっていて、触れるとすこしひんやりしているんですよね。木都と呼ばれた時代の記憶が、建物そのものに染みついているというか、ふだん暮らしていてもその厚みを感じる瞬間があって、いいなあと思うんです。
米代川と日本海にはさまれた能代平野には、風の松原というかおりと音の場所があって、JR五能線の駅から歩いていける距離に、そういう静けさがある。能代市子ども館にはJAXAが協力したプラネタリウムがあって、宇宙産業を街の未来に据えているまちの、ちょっとおおらかな本気みたいなものが伝わってくるんです。
能代ねぶながしや天空の不夜城といった祭りは、夏の夜に港町の空をあかるくして、そのにぎわいがおわると、また静かな北国の日常にもどっていく。アリナスにはバスケットコートも温泉も宿泊施設もあって、長くいるひとにも、ひとつの目的でやってきたひとにも、それぞれに居場所があるんです。杉の木目と宇宙と、祭りの火と松原の音が、ひとつの町のなかにあるのが、能代という場所のふしぎでいいなあというところで。
秋田県能代市に泊まる
この地に重なるもの
- 杉沢台遺跡
- 檜山安東氏城館跡 檜山城跡 大館跡 茶臼館跡
- 大内ぽぽろっこ温泉
- 東能代
- 能代
- 二ツ井
- 北能代
- 向能代
- 富根
- 東能代
- 鳥形
- 鶴形