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秋田・五城目町 半農半X
農業と、もうひとつの仕事を、両立させる。 秋田・五城目町。秋田市から1時間、田園地帯の町。「半農半X」の先進地として、全国から移住者が集まる場所になっている。 半農半Xとは、農…
農業と、もうひとつの仕事を、両立させる。
秋田・五城目町。秋田市から1時間、田園地帯の町。「半農半X」の先進地として、全国から移住者が集まる場所になっている。
半農半Xとは、農業を半分やりながら、もう半分は好きな仕事をするライフスタイルだ。デザイナーでも、ライターでも、プログラマーでも。農業がベースにあれば、食は確保できる。その安心感が、自由を生む。
体験プログラムでは、その暮らしを短期間で試せる。農作業に参加して、移住者たちと話す。
五城目の朝市は有名だ。毎朝、農家が野菜を持ち寄る。その朝市に出るだけでも、この町の空気がわかる。
都市の仕事と、農村の暮らし。
どちらかではなく、両方の答えが、ここにある。
500年、朝市が続いているというのは、ただの数字じゃなくて、この町が何を大切にしてきたかを、そのまま言い当てているような気がするんですよね。売り手と買い手が顔を知っていて、荷物を置いて話し込んで、そういうふだんのやりとりが、ずっとここで繰り返されてきた。
森山公園の展望所に上がると、西に八郎潟調整池の水面、東に出羽丘陵の山並みが、ほどよい距離感で見渡せるんです。採石跡を活用した散策路を歩いて、五城目城跡の森林資料館で鍛冶や桶樽仕事の道具を眺めていると、この町が山と平野のあいだで、ずいぶん手を動かしてきた場所だということが、じんわりわかってくる。
国道285号沿いのイオンスーパーセンターで買い物を済ませて、福禄寿酒造の看板を横目に走り抜けて、道の駅五城目に「悠紀の国」という愛称があることを知る。1990年の大嘗祭に選ばれた田のある土地、という来歴が、さらりとそこに置いてある。大きな声で自慢しないで、ちゃんとそこにある、というぐあいが、この町の素の表情に似ているなあと思うんです。
秋田県五城目町に泊まる