麺
山形県 河北町
冷たい肉そば
さちとあじ · FOOD & DRINK
親鶏の出汁を冷やして蕎麦にかけ、硬めの鶏肉を載せる。夏でも冬でも冷たい。
この場所の物語
夏でも冬でも、冷たいままで出てきます。戦の前、この土地の蕎麦屋は居酒屋も兼ねていました。馬肉の煮込みをつまみに酒を飲んで、丼に入れた盛り蕎麦で締める。それが、この土地の常だったそうです。ある客が、残った煮込みを蕎麦へかけてみました。
それが旨いというので、品書きに載ったのが始まりだとされています。ところが戦争で、馬が手に入りにくくなるんですよ。代わりに使われたのが、どこの家でも飼っていた鶏でした。それも若い鶏ではなく、親鶏のほうを使います。硬いぶん、出汁がよく出るからです。
骨からゆっくり出汁を取って、甘辛いたれにしていきます。冷たいのには、ちゃんと理由があるんですよ。冷やしたほうが麺が伸びにくくて、腰がしっかり残るからです。それで、この形が定着していきました。谷地の肉そば会という集まりがあって、町の蕎麦屋が伝統を守っています。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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