軽食
山形県
玉こんにゃく
さちとあじ · FOOD & DRINK
醤油で煮含めた丸いこんにゃくを串に刺し、辛子を付ける。門前や露店に出ている。
この場所の物語
寺の精進から出たものが、露店の串になりました。3センチほどの丸い蒟蒻を、水を使わずに醤油だけで煮ます。裂いたするめを一緒に入れて、汁が無くなるまで炒りつけるんですよ。それを、串に3つか4つ刺していくんですよ。仕上げに、練り辛子をつけて食べます。
蒟蒻そのものは、平安の860年に山寺を開いた僧が中国から持ち帰ったと伝わります。それを、寺の精進に使ったのが始まりだそうです。丸い形にしたのは、それよりずっとあとになります。明治に創業した店の主が、みたらし団子から思いついたという話があります。昭和のはじめに型を買う金が無くて、手で丸めたという話も残っているんですよ。
山形では、催しがあれば、これを食べながら歩いている人を見かけます。県の蒟蒻の消費は、全国でも多いほうだそうです。門前でも、露店でも、これが売られています。串を持って歩けるところが、この形の値打ちになります。1000年かかって、寺の中から通りへ出てきたわけです。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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