商いの場/通勤圏の勤め
滋賀県 近江八幡市新町・永原町ほか
近江八幡 八幡堀と商家町
Omihachiman Hachiman-bori and Merchant Streets
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
堀の水辺と白壁の土蔵、近江商人の本宅が並び、堀沿いから新町通りへ抜けられる。
この場所の物語
堀は、城のためではなく荷のために掘られたことになります。近江八幡市の八幡堀は琵琶湖とつながっている水路で、湖を通る船をわざわざ城下へ引き込むために掘られました。堀沿いには白壁の土蔵が水面に沿って並んでいて、そこから新町通りのほうへ抜けることもできるんですよ。
近江商人の本宅が、その通りにいくつも残っているんですよね。水辺と商家町とを続けて歩けることになりますし、1991年の4月に重要伝統的建造物群保存地区へ選ばれました。いまは町家の再生と店の開業が続いているそうで、東海道線で京都市まで35分ほど、通勤圏に入っています。
通勤圏でありながら堀の町並みが残るのは、珍しい組み合わせです。近江商人は他国で商いをして本宅は在所に置いたので、通りに並ぶ立派な家は帰る場所のほうなんですよ。堀を掘るというのは通り過ぎるはずの船を止める仕掛けで、袋小路を作れば町は寄る場所になるのだと思います。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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