産地の仕事
鳥取県 鳥取市青谷町
あおや和紙工房
Aoya Washi Studio
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
因州和紙を漉く工房で、原料の楮を叩く工程から紙漉きまでを見学し体験できる。
この場所の物語
楮を叩いてほぐすところから、順に見せてもらうことができます。あおや和紙工房では因州和紙を漉く工程が公開されていて、体験もできますが、自分で漉いた1枚はたいてい厚みが揃いません。紙漉きというと簀桁を前後に揺らす場面が思い浮かびますが、その前に、繊維をどこまでほぐすかという作業があります。
地味で長いその工程が、じつは紙の強さを決めているんですよね。叩く音は単調でしばらく聞いていると眠くなるほどですが、理由を知ってから聞くと、同じ音がまるで違って聞こえてきます。鳥取市の市街までは車で30分ほどで山陰線の駅もありますが、日常の移動には車が要り、まわりはとても静かなところです。
工房の中の音のほうが、外よりよく聞こえるくらいなんですよ。因州和紙はもともと帳簿や公用の紙をつくってきた土地の紙で、美術のための紙として始まったわけではありません。工房には昔の道具が使われた形のまま置かれていて、強さの理由は水に入る前のあの単調な工程に入っているのでしょう。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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