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この場所の物語
三ツ峠山の登り口に、駅がひとつある。富士急行線の三つ峠駅、2024年にリニューアルされたその駅舎には、コミュニティ施設が併設されていて、山から下りてきた人と、ふだんの買い物帰りの人が、同じ軒の下にいたりするんですよ。
桂川沿いに集落が連なるこの町は、標高600m台の盆地地形で、北に三ツ峠山、南に杓子山を背負っている。江戸の時代から富士講や修験者が行き交う宿駅だったわけで、「ここを通って、どこかへ向かう」という気配が、今も道の空気にすこし残っているんです。PC一台で仕事をしながら暮らす人にとっても、大月から吉田への交通要衝というこの立ち位置は、けっこうありがたいんじゃないかなあ。
郡内織という織物の産地でもあって、山の信仰と機(はた)の音が、同じ谷に重なってきた土地なんですよね。ロッククライミングの拠点として三ツ峠山を訪れる人が、帰り道にこの町の成り立ちをすこし調べてみると、霊山としての来歴と、織物の歴史が思いのほか深く絡んでいて、ふしぎでいいなあ、と思うはずです。
山梨県西桂町に泊まる
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- 富士箱根伊豆
- 三ツ峠山
- 三つ峠
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