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山梨県の他の市区町村
この場所の物語
丹波川の水が、いま東京のどこかの蛇口から出ている、というのがなんだかふしぎでいいなあと思うんですよね。丹波山村の山林は、そういう静かで大きな役割を、ふだんの顔のまま担っていて、村を歩くとその重さがすこし伝わってくる気がします。
秩父多摩甲斐国立公園の奥に分け入ると、標高千メートルを超えた場所に三条の湯があって、単純硫黄冷鉱泉の湯につかりながら山小屋やテントで泊まれるんです。テントを張って、ひと晩ここにいると、東京から来た自分の体が、すこしずつ山の時間に馴染んでいくのがわかる。大菩薩嶺への登山ベースとして富士見山荘を使う人もいて、山を歩くことが、ここでのふつうの移動なんですよね。
村には縄文時代の遺跡が残り、ささら獅子舞は県の無形民俗文化財に指定されていて、夏には丹波山祇園祭や盆踊り花火大会が開かれる。深い山の中に、そういう人の営みがずっと続いてきたんだなあと、しみじみします。JR奥多摩駅からバスで来られるので、東京からの距離感は思ったより近く、それでいて着いたとたんに、ここは東京ではないとはっきりわかる、そのぐあいが、この村の手触りだと思います。
山梨県丹波山村に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 秩父多摩甲斐
- 三条の湯
- 大菩薩嶺
自然公園
温泉
山