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山形県鮭川村

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山形県 / 鮭川村
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この場所の物語

なめこは、丸くて小さくて、ちょっとぬめっとしていて、なんだか正直な食べ物だなあ、と思うんですよね。鮭川村の産地直売所「鮭の子館」に並ぶそれは、山間の農村がふだんの手仕事で育てているものだから、余計にそう見える。村の中心を鮭川が南北に貫いていて、川のそばに立つと、水の音がふだんの暮らしの背景にずっと流れているのがわかるんです。

羽根沢温泉は、村の観光の核になっている湯処で、エコパークのバンガローに泊まりながら散策路を歩いたり、与蔵沼のほとりをゆっくり歩いたりする時間が、ここでの一日のかたちになっていくんです。PCを開いて仕事をして、夕方に湯に入って、それだけで一日がちゃんと完結する、そういうぐあいの場所なんですよ。

鮭にまつわる歴史が村の名前そのものに残っていて、「鮭の新切り」という言葉も土地の記憶から来ているんだと思うと、食べるものと地名と川が、ひとつのつながりの中にある村なんだなあ、と、すこしふしぎでいい気持ちになる。JR羽前豊里駅から村に入るとき、出羽山地に抱かれた——いや、山が近い、というあの感じが、ここに来た人をそっと迎えているんです。

山形県鮭川村に泊まる

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  • 羽前豊里 奥羽線