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この場所の物語
崖線の縁に立つと、足の下から水がにじみ出てくるのがわかるんですよね。「ハケ」と呼ばれる国分寺崖線のその湧き口が、お鷹の道・真姿の池湧水群として、いまも野川の源をつくっている。石畳の小道を歩きながら、東京のまんなかにこんな水辺があるんだなあ、とすこし驚く。
武蔵国分寺跡が残す礎石の並びは、ふだんの散歩道のかたわらに、ごく自然に置かれている。大化の改新のころの官道「東山道武蔵路」の跡が附として記録されているくらいだから、この土地の記憶はずいぶん古い。それが遺跡として囲われているのではなく、街の日常のそばにある、というのがここの居心地のよさだと思う。
日立製作所中央研究所や鉄道総合技術研究所が市内に根を張り、2017年に移ってきた東京都立多摩図書館、2020年開館の東京都公文書館も、この街を選んでいる。PC を開いて調べものをしたい日も、殿ヶ谷戸庭園をゆっくり歩きたい日も、どちらもちゃんとある。JR中央本線と西武線が交わる国分寺駅を起点に、都心へも多摩の各所へも動けるのに、駅を離れると水の音がする。そういうぐあいの街なんですよ。
東京都国分寺市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 武蔵国分寺跡 附東山道武蔵路跡
- 殿ヶ谷戸庭園(随冝園)
- 国分寺
- 国分寺
- 西国分寺
- 国分寺
- 恋ヶ窪
- 西国分寺
文化財
駅