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この場所の物語
毛布を織る機械の音が、どこかの工場から低くひびいてくるような町なんですよね。泉大津は、江戸時代の綿花の集散地から連なる繊維産業の記憶を、いまも現役のものとして持ちつづけていて、国内に流通する毛布のほとんどがここで生まれているんです。そのことを知ってから駅前を歩くと、アルザ泉大津のふだんの商業施設の顔が、すこしちがって見えてくる。
泉穴師神社は、織物に関係する神として知られていて、産業と信仰がこんなにも自然につながっているのが、この土地のおもしろいところだなあと思います。真田紐という細い組紐の技術も、繊維のまちの地層の一枚として残っていて、織編館でその歴史をたどっていると、ふだんの暮らしのなかに職人の手の積み重ねがあることを、あらためてしみじみ感じるんです。
泉大津フェニックスで大きなイベントがあるときの、港の空気のひらけた感じも、この町のもう一つの顔で、物流と音楽と神社とだんじり祭りが、同じ平坦な地面の上にならんでいる。そのごちゃまぜのぐあいが、なんだかいいんですよね。
大阪府泉大津市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 泉穴師神社摂社住吉神社本殿
- 泉穴師神社摂社春日神社本殿
- 泉穴師神社本殿
- 泉大津
- 北助松
- 松ノ浜
文化財
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