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この場所の物語
徳田米が育つ田んぼと、物流の大型トラックが国道4号を行き交う光景が、ここでは当たり前のように並んでいるんです。矢巾町は、盛岡市の南に広がる北上低地の平坦地で、西に南昌山を仰ぎ、東に北上川を感じながら、稲作の土台の上に新しい暮らしが重なってきた町なんですよね。
矢幅駅から少し歩くと、イオンタウンで日用品が揃って、ふだんの買い物がすんなりできる。それでいて、田んぼの向こうには徳丹城跡があって、坂上田村麻呂の時代に築かれた古代城柵の痕跡を、矢巾町歴史民俗資料館で静かに見ることができるんです。古代の木製冑が、ガラスケースの中に、ごく普通に置いてある、あの感じがいいなあ。
矢巾温泉に立ち寄って、一日の終わりに湯につかる。そういうふだんの動きが、この町ではわりとすんなりと手に入るんです。田園と物流と遺跡と温泉が、大げさな案内板もなく、ひとつの町の中に混在している、そのぐあいが、すこしふしぎで、おもしろいんですよね。
岩手県矢巾町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 徳丹城跡
- 矢幅
文化財
駅